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アンワル・イブラヒム首相は、インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領との第13回年次首脳協議に出席するため、本日から2日間の実務訪問を開始する。
今回の協議は、両首脳にとって初の年次会談となり、両国関係の戦略的かつ包括的な協力を強化する最高レベルの枠組みとして位置付けられている。
アンワル首相には、サラワク州のアバン・ジョハリ首相、サバ州のハジジ・ノール首相、外務大臣モハマド・ハサン氏、内務大臣サイフディン・ナスティオン氏、投資・貿易・産業大臣テン・ザフルル氏、教育大臣ファドリナ・シデ氏らが随行する。
駐インドネシア・マレーシア大使のサイイド・モハマド・ハスリン氏は、年次協議が2006年から両国交互に開催されてきた伝統ある枠組みであり、貿易・投資、防衛・安全保障、交通連結性、食料安全保障、教育分野に至るまで広範な協力を深化させる機会であると強調した。
今回の協議では、地域および国際的な課題についても両首脳が意見を交わし、最終的には共同声明が発表される予定である。
前回の年次協議は2017年に行われており、今回は両国の戦略的パートナーシップを再確認し、現下の地域・国際情勢に対応する新たな協力分野を探る格好の機会となる。
協議中には、国境管理、保健協力、情報通信技術に関する4件の覚書(MoU)交換も行われる予定である。
またアンワル首相は、ASEAN事務総長カオ・キムホーン氏の招待を受け、ジャカルタのASEAN事務局を訪問し、マレーシアの2025年ASEAN議長国就任を見据えた政策講演を行う予定である。
2024年において、インドネシアはマレーシアにとって世界第6位、ASEAN内では第2位の貿易相手国となっており、2023年の1112億リンギ(約243億9,000万米ドル)から、2024年には1162億リンギ(約255億米ドル)へと、4.5%の増加を記録している。
今回の会談を通じて、両国の経済的・戦略的関係が一層深化することが期待されている。