ガソリンスタンド、BUDI95導入に向け準備完了

マレーシア国内のガソリンスタンドは、9月30日に予定されている新たなRON95補助金プログラム「BUDI95」の導入に向け、万全の準備を整えている。

全国の4,200以上のガソリンスタンドは、1日あたり最大400万件の取引を処理できる体制を整え、政府のデータベースと直接接続される仕組みとなっている。システム障害に備えたバックアップ体制も完備している。

BUDI95では、マレーシア国民はMyKadと有効な運転免許証を提示することで、1リットルあたりRM1.99の補助価格でRON95ガソリンを購入できる。補助は月間最大300リットルまで適用される。

9月27日からは軍人や警察官など特定職種が優先的に補助を受け、9月30日から一般ドライバーも対象となる。一部のガソリンスタンドでは、MyKad端末やeウォレットを活用した支払いシステムが導入され、スムーズな取引が可能となる。

システム障害や混雑が発生した場合でも国民が補助価格でガソリンを購入できるよう事前にテスト運用を実施し、バックアッププランも整えられている。

政府は、国民の生活費負担軽減と経済安定を目的としてBUDI95を推進しており、円滑な導入に向けて公共の協力と理解を呼びかけている。