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数カ月にわたる準備を経て、マレーシア全国で本日から「Budi Madani RON95(通称Budi95)」補助金付きガソリンの利用が全面的に始まった。これにより、約1,600万人の国民が対象となる。
Budi95は、9月27日にまず軍と警察に導入され、翌28日からは現金給付制度の受給者に拡大された。初期導入では大きな混乱はなく、B40層(低所得層)の利用も順調に進んだと、ガソリンスタンド関係者は語っている。
一方で、MyKad(国民IDカード)の情報と運転免許証の登録が一致しないなど、対象外とされた一部の利用者が不満を示す場面もあったという。スタンドスタッフは、利用者の混乱に備えるよう事前に指導を受けていたと明かす。
また、MyKadを用いて初めてBudi95を購入した68歳の女性は「SMSで補助対象として300リットルが利用できると通知を受けた。購入は1分以内で完了し、非常にスムーズだった」と満足感を語った。
非補助対象のRON95価格は1リットル2.60リンギに設定されており、補助金を受けられる対象者にとっては大幅な負担軽減となる。政府は引き続き、円滑な運用と対象者の周知を徹底する方針だ。