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バティック航空、イポー・ペナン~シンガポール直行便を開始

バティック航空、イポー・ペナン~シンガポール直行便を開始

2025.12.09 経済・現地企業

12月8日、マレーシアの航空会社バティック航空(Batik Air)は、イポー空港(Sultan Azlan Shah Airport=IPH)とシンガポール空港(Singapore Changi Airport=SIN)を結ぶ新しい直行便の運航を正式に開始した。また、同日よりペナン空港(Penang International Airport=PEN)からシンガポールへの直行便も運航を開始し、北部および西海岸地域とシンガポール間のアクセスが大幅に改善された。

初便はイポー空港に午前11時30分頃到着し、ボーイング737‑800型機で73人の乗客を乗せていた。Batik AirのCEOであるチャンドラン・ラマ氏は、この路線追加について「マレーシアの都市と成長著しい地域市場をつなぐ当社の使命を反映したものであり、人の交流やビジネスの促進に貢献する」と述べた。

ペラ州の観光・産業・投資・回廊開発担当委員長であるロー・スー・イー氏は、今回の就航を「ペラ州の観光ハブ化を進める重要な一歩」と評価。「シンガポールからの週末旅行や医療ツーリズムの誘致が見込まれ、イポーの歴史的建造物、自然景観、食文化などを求める旅行者にとって新たなアクセスが開かれた」と期待を示した。

ペナン州でも新便の開始が歓迎されており、州政府は観光業の活性化に期待を寄せる。ホテルや飲食業、旅行代理店などでは、シンガポールからの渡航者増加による経済効果を見込み、短期滞在や週末旅行向けの各種プロモーションが検討されている。

Batik Airによるこれらの新路線は、同社が12月から拡大を進める国内外ネットワーク強化戦略の一環であり、マレーシア国内の航空インフラ整備や、来たる「Visit Malaysia 2026」の成功に向けた重要なマイルストーンと位置づけられている。

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