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マレーシア北西部ペナン島のジョージタウンにある歴史的建造物「Big Ben(ビッグベン)」として知られる旧鉄道・税関ビルが、ブティックホテルとして再生される計画が進んでいる。〔※「Big Ben」はペナンの地元で時計塔付きの歴史建築を指す通称名称で、正式名称は旧マレー鉄道ビル/ウィスマ・カスタム〕。
交通省のロー・スィウ大臣によると、この建物は長年放置されて老朽化していたが、ジョージタウンのウォーターフロント再開発計画の一環として保全・活用されるという。政府は既に改修プロジェクトを承認し、時計塔をはじめ建築当初の特色を残した形でホテルに転用する方針だ。
この歴史建築は1909年に建てられ、かつて蒸気機関車の切符売り場や税関オフィスとして使われていた。エドワード朝様式の設計や内部の装飾が評価され、ジョージタウンの世界遺産地区に位置する重要な文化資産でもある。老朽化後は一時「幽霊駅」と呼ばれることもあったという。
ロー大臣は改修計画が、同市のウォーターフロント開発をさらに活性化させ、文化観光の魅力を高めると期待を示した。周辺地区は旧タンジュン・シティ・マリーナやスウェッテンハム・ピア周辺の再開発エリアと連動し、観光・商業のハブとして整備が進められている。
ペナンでは近年、歴史的建物の保存とともにブティックホテルの増加が観光振興につながっているとの見方もある。古い商店を改装した宿泊施設が増え、文化体験を求める旅行者の人気を集めている。こうした潮流の中で、「ビッグベン」のホテル化は象徴的なプロジェクトとなりそうだ。