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マレーシア各地の夜空で3月3日、皆既月食により赤みを帯びた「ブラッドムーン(赤い月)」が現れる珍しい天体現象が観測され、多くの人々が空を見上げた。今回の皆既月食はイスラム教のラマダン(断食月)と重なったことでも注目されている。
全国の天文ファンや一般市民は夕方以降、月が地球の影に完全に入る「皆既」状態となる瞬間を見逃すまいと夕暮れの空を観察した。皆既月食は、月が地球の影に入り太陽光が地球の大気を通過して赤色成分だけが月面に届くことで、赤銅色や深紅色に見えるのが特徴だ。専門家はこの現象が「ブラッドムーン」として知られ、観測できるのはまれだと説明している。
今回の皆既月食は、国内ではマレーシア国家天文台などが観測情報を提供し、最大食のタイミングは午後7時33分ごろと予想された。クアラルンプールなど半島部では月が低い位置にあるため見え方がやや難しい地域もあったが、サバ州やサラワク州ではより高い角度で観察できたとの報告がある。
この皆既月食は2026年にマレーシアから観測できる唯一のブラッドムーンであり、次に同様の皆既月食が国内で見られるのは2028年末になる見込みだという。
星空観察を楽しむ人々は望遠鏡や双眼鏡を使いながら数時間にわたって観察を続け、SNSなどにも写真や感想が多数投稿された。天文学愛好家は、月食が太陽・地球・月の精密な配置によって起きる自然の壮観であるとして、今回の機会を貴重なイベントと位置付けている。