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内務省、2冊の書籍を禁止指定 「公共の道徳に対する脅威」と判断

内務省、2冊の書籍を禁止指定 「公共の道徳に対する脅威」と判断

2025.07.30 政治・社会

マレーシア内務省は2025年7月1日および3日付で、公共の道徳を脅かす恐れがあるとして、2冊の書籍に対して出版禁止命令を発令した。
これにより、同書籍の印刷・流通・販売・所持などがすべて禁止される。


対象となった書籍は、テッサ・ベイリー著『Chase Me』と、Nssignature著『Ammar Zahrain: The Obsessive Husband』の2作品。
いずれも1984年印刷・出版法(Act 301)に基づき、それぞれ「第13号」「第14号」禁止命令として官報に掲載された。


内務省の声明によると、「この禁止命令は、脅威や害悪が現実化する前にそれを防ぐ予防措置であり、国民の安全を守るためのメカニズムでもある」と説明している。
また、不適切と判断された出版物への社会的な認識を高める狙いもあるという。


Act 301第7条第1項に基づき、禁止された出版物の印刷、輸入、製作、複製、出版、販売、発行、流通、所持などは厳しく禁じられており、違反者には法的措置が取られる可能性がある。
内務省はすべての関係者に対し、命令の厳守を呼びかけている。


 

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