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タフリズ校の登録義務化を 子どもの安全守るため活動家が提言

タフリズ校の登録義務化を 子どもの安全守るため活動家が提言

2025.08.08 政治・社会

タフリズ校(イスラム教の聖典クルアーン暗唱学校)における児童虐待のリスクを受け、子どもの権利活動家たちは「学校の登録を義務化すべき」と訴えている。
 

活動団体Child A.C.T.のアムナニ氏は、現在多くのタフリズ校が自主的な登録にとどまり、政府の監督が届きにくい状態だと指摘。
「登録を義務化し、教育省とJAKIM(マレーシア・イスラム開発局)が共同で全国データベースを管理すべき」と語った。


また、教職員の身元調査や施設の安全基準の導入、抜き打ち検査などの厳格な監視体制も求めた。


セランゴール州では、76.5%の私立タフリズ校が個人所有で、そのうちすべての規制に準拠しているのはわずか17.6%にとどまるとの調査もある。


他の専門家からも、「寮の閉鎖ではなく、大人の責任と監督体制こそが真の防止策だ」との声や、教師への虐待対策の訓練、被害者支援体制の強化を求める意見が上がっている。

弁護士のV・パルティパン氏は、現行法の運用強化と、専門の捜査チームの設置が必要だと提言した。

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