関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
タフリズ校(イスラム教の聖典クルアーン暗唱学校)における児童虐待のリスクを受け、子どもの権利活動家たちは「学校の登録を義務化すべき」と訴えている。
活動団体Child A.C.T.のアムナニ氏は、現在多くのタフリズ校が自主的な登録にとどまり、政府の監督が届きにくい状態だと指摘。
「登録を義務化し、教育省とJAKIM(マレーシア・イスラム開発局)が共同で全国データベースを管理すべき」と語った。
また、教職員の身元調査や施設の安全基準の導入、抜き打ち検査などの厳格な監視体制も求めた。
セランゴール州では、76.5%の私立タフリズ校が個人所有で、そのうちすべての規制に準拠しているのはわずか17.6%にとどまるとの調査もある。
他の専門家からも、「寮の閉鎖ではなく、大人の責任と監督体制こそが真の防止策だ」との声や、教師への虐待対策の訓練、被害者支援体制の強化を求める意見が上がっている。
弁護士のV・パルティパン氏は、現行法の運用強化と、専門の捜査チームの設置が必要だと提言した。