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北京市朝陽区人民法院は、2014年に消息を絶った マレーシア航空、MH370便の乗客家族による損害賠償請求について、同航空会社とその国際部門に対し、8件の訴訟でそれぞれ約 290万人民元(約6,400万円)の支払いを命じる判決を下した。遺族は死亡補償、葬儀費用、精神的苦痛に対する慰謝料などを求めていた。
MH370便は2014年3月8日、クアラルンプール発北京行きの便として離陸後、所在不明となり、機上の239人(乗客227人+乗員12人)全員の安否は長らく不明とされた。乗客の多くは中国国籍だったため、家族が中国で集団訴訟を起こしていた。
今回の判決は、失踪から11年以上を経て初めて中国の裁判所が下した正式な賠償命令となる。これまでに47件は和解のうえ取り下げられており、残る23件は現在も審理中だという。
この判決は、MH370問題における法的および道義的な区切りとなる可能性がある。賠償金の支払い方法や支払い時期について、マレーシア航空側からの公式なコメントはまだ確認されていない。