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マレーシア各地で洪水被害拡大 — 約1万5,000人が避難、パハン州が最も深刻

マレーシア各地で洪水被害拡大 — 約1万5,000人が避難、パハン州が最も深刻

2025.12.19 マレーシアニュース

 連日の集中豪雨と洪水により、マレーシア各地で被災者数が増加し、12月19日午前時点で約1万4,905人(4,837世帯)が一時避難所(PPS)で避難生活を送っていることが分かった。被害は複数州に及び、とくに東海岸の パハン(Pahang)州 で深刻な状況が続いている。

社会福祉省(JKM)の災害情報によると、避難者には女性約4,831人、男性約4,895人、子ども4,735人、乳児444人、高齢者約1,400人、障がい者512人が含まれており、家族構成でも幅広い世代が被災している。

パハン州では、クアンタン(Kuantan)やマラン(Maran)、ロンピン(Rompin)、ペカン(Pekan)、ジャランタット(Jerantut)、リピス(Lipis)の6地区で 82か所の避難所が稼働し、約13,481人が避難生活を送る最重度の影響を受けている。

このほか、テレンガヌ(Terengganu)州では3地区で18か所の避難所に約802人、ケランタン(Kelantan)州では4か所で約180人が避難している。また、ジョホール(Johor)州では3か所で356人、セランゴール(Selangor)州では1か所で47人が避難しており、サラワク(Sarawak)州でも1世帯4人が避難所に身を寄せている。

国土整備・灌漑局(JPS)の洪水情報サイトによれば、パハン州内では複数の観測地点の河川水位が警戒レベルを超過しているほか、クランタン州やサラワク州でも危険水位に達した地点が確認されているという。こうした状況が洪水リスクを高めているとみられる。

政府は引き続き救援・避難支援活動を継続しており、一部地域では道路の通行止めや交通網への影響も出ている。住民には最新の河川水位情報や避難指示への注意が呼びかけられている。

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