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クアラルンプールのペトロナス・ツインタワー内にあるペトロナス・フィルハーモニック・ホール(Dewan Filharmonik PETRONAS、DFP)は、マレーシアの伝統文化と現代舞踊を紹介する公演「ダンス・スペクタキュラー(A Dance Spectacular)」を9月5日(土)午後8時から開催する。
同公演は、マレーシアの芸術や文化への理解と関心を深めることを目的としたDFPの取り組みの一環。国内の伝統文化を次世代へ継承するとともに、幅広い観客に多様な芸術表現を届けることを目指す。
公演前半では、ASKダンス・カンパニーが「パール・オブ・オリエント」を披露する。中国からマレーシアへと伝わった文化や伝統が、時代や地域の変化に応じてどのように受け継がれ、発展してきたかをテーマにした作品だ。
中国系コミュニティの伝統や民俗、儀礼、歴史を題材に、約17人のダンサーが舞台に立つ。「火馬の精霊」「ダイ族の舞踊」「剣の舞」「錫鉱山の舞踊」「麻雀の舞踊」などの演目に加え、獅子舞と箸を使った舞踊も披露する。中国文化がマレーシアの社会に根付き、独自の形で発展してきた歴史を、躍動感あふれる舞踊で表現する。
休憩後は、ドゥア・スペース・ダンス・シアター(Dua Space Dance Theatre)が、約10人のダンサーによる現代舞踊作品「未知への旅―大地、水、火、風(Passage Into The Unknown: Earth, Water, Fire, Wind)」を披露する。
大地、水、火、風という四つの自然の力を通じて、広大な自然の中で生きる人間の存在や精神を見つめる作品。伝統的な中国舞踊の美しさと現代舞踊の自由な表現を融合させ、中国古来の思想を現代社会の視点から再解釈する。
自然の四元素が、不確実な時代を生きる人々に勇気や思いやりをもたらすというメッセージを、身体表現を通じて描き出す。
ASKダンス・カンパニーは2011年、芸術監督のジョセフ・ゴンザレス氏によって設立された。舞踊作品の振り付けやワークショップ、マスタークラス、共同プロジェクトなど幅広い活動を展開し、世界舞台芸術選手権やBOHキャメロニアン・アーツ・アワードなどで受賞歴を持つ。
一方、ドゥア・スペース・ダンス・シアターは1998年、芸術監督のアマン・ヤップ氏と振付家・創設者のアンソニー・メー氏によって設立された。マレーシア各民族の伝統舞踊を現代芸術に取り入れ、教育プログラムや地域との共同活動を通じて、舞踊文化を社会に広げる取り組みを進めている。