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マレーシア北部ケダ州クアランで10月20日未明、ヒンズー教の光の祭典「ディパバリ(Deepavali)」を祝うために打ち上げられていた花火が突然爆発し、少なくとも22人が負傷する事故が発生した。現場はクアラン市街近くのジャラン・パヤ・ベサール通りで、多くの市民が沿道に集まり、祭りの喜びに包まれていた最中の出来事だった。警察によると、爆発は午前0時45分ごろに発生し、破片が観客に飛び散って手や顔などに切り傷ややけどを負った人が相次いだ。被害者のうち1人は額に約5センチの深い傷を負い、重傷と診断されている。
現場には救急車が直ちに出動し、負傷者らはクアラン病院に搬送された。警察は、違法に設置された花火が誤作動を起こした可能性が高いとみており、関係者2人を拘束。いずれも前科を持つ人物で、安全管理義務違反や違法花火の使用容疑で捜査が進められている。
「光が闇を打ち破る」ことを象徴するディパバリは、マレーシア各地で祈りと灯火、花火によって祝われるが、今回の事故は祝祭の夜に暗い影を落とす結果となった。警察当局は今後、祝祭期間中の花火使用に関する安全基準の見直しと、市民への注意喚起を強化する方針を示している。