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マレーシア中部パハン州で続いていた洪水の影響について、最新の状況で一時避難所(PPS)に身を寄せる被災者数が劇的に減少し、580人(167家族)となったと州防災管理委員会が発表した。これまで最大で2,575人以上(859家族)が避難していた状況から大幅な改善が見られる。
同委員会によれば、8か所の避難所が現在も稼働中で、地区別ではクアンタンが最も多く259人(75家族)、続いてペカン206人(67家族)、ベラ67人(6家族)、マラン35人(6家族)、テメルロ13人(3家族)となっている。
この改善は、ここ数日の晴天と排水・支援活動の進展によるもので、住民が自宅に戻る動きが進んでいることを反映している。ただし、パハン川の水位が一部で依然として危険ラインを超える地点があるとの報告もあり、当局は引き続き注意を呼びかけている。
州政府は、救援物資の配布やインフラ点検、被災家屋の安全確認などを継続して行う方針で、避難所閉鎖の判断は現地の安全評価を基に行われるとしている。災害対応当局は、再度降雨が予想される時期に備え、地域住民に最新の気象情報を確認するよう促している。
今回の改善傾向は、同州を含む半島部全体で洪水対応が進んでいることを示すもので、住民の生活再建や交通インフラの復旧に向けた取り組みが本格化している。