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国際通貨基金(IMF)は、マレーシアの実質国内総生産(GDP)成長率が、2025年には 4.5%、2026年には 4.0% に達すると予測している。これは、10月発表の「世界経済見通し(World Economic Outlook)」に基づく見解である。
IMFによれば、2024年は5.1%成長と好調だったが、新興国・途上国全体では成長の鈍化傾向が見られ、マレーシアも例外ではない。対象国群の平均は、2025年に4.2%、2026年に4.0%と見込まれており、マレーシアもこれと歩調を合わせる格好であるという。
また、今回の予測は、7月時点の見通しからほぼ据え置かれており、4月時点の見通しからは累積で0.6ポイントの上方修正という結果になっている。
IMFは、マレーシア経済を支える要因として、「国際貿易の先取り的需要」「比較的堅調な国内消費」「財政拡張政策」などを挙げており、これらが不確実性や関税上昇などの逆風をある程度相殺すると見ている。
今後留意すべき点として、世界経済の低迷、地域的な貿易摩擦、原材料価格の変動、資本流入の不確実性などが挙げられており、IMFは政策運営の慎重さも併せて求めている。