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マレーシア環境局は24日、クアラセランゴールの大気汚染指数(API)が「不健康」水準に達したことを受け、「国家ヘイズ対策計画(PTJK)」および「野焼き対策行動計画」の発動を発表した。
今回の大気悪化は、主に越境ヘイズの影響とされ、国内での大規模火災は確認されていない。
環境局のワン・アブドゥル局長によると、午後3時時点で、国内66地点のうち2地点が「良好」、64地点が「普通」の空気質を示したが、クアラセランゴールのみが「不健康」レベルのAPIを記録した。
シンガポールのASEAN気象専門センター(ASMC)の報告によれば、米海洋大気庁(NOAA)20衛星の観測で、インドネシアのスマトラ島で42件、カリマンタンで91件のホットスポット(火災発生の可能性が高い地点)が検出されたという。
国内でもサラワク州で11件、パハン州とトレンガヌ州で各1件のホットスポットが確認された。
環境局は野焼きの可能性がある地域での監視とパトロールを強化しており、土地所有者に対しては、埋立地や泥炭地、農地など火災リスクの高い場所の管理を徹底するよう呼びかけた。
APIが100を超える場合は学校での屋外活動を中止し、200を超えた場合は学校や幼稚園、保育施設を閉鎖する措置も取られる。
環境局は「野焼きの禁止と、無断侵入による火災の防止に協力してほしい」と市民に呼びかけている。