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クリスマスを翌日に控えた24日、アンワル・イブラヒム首相はSNSを通じて国民に向けたメッセージを発信し、「憎悪を拒み、共感を育むこと」を強く呼びかけた。これは多民族・多宗教国家としての社会の調和を保つことが重要だとの思いを示したものだ。
首相は自身のFacebook投稿で、マレーシアの強みは「多様性の中の団結」にあると強調。多宗教・多民族コミュニティが共に暮らす社会の絆は偶然生まれるものではなく、公正な政策や平等な機会、そして相互理解の文化を通じて築かれると述べた。こうした取り組みが社会の調和を保つ基盤になるとの認識を示している。
さらにアンワル首相は、世界が経済不確実性や人道的紛争、社会的分断といった課題に直面する中で、対話や尊重の精神を大切にすることがマレーシアの未来を形づくる鍵になるとの考えを示した。「真の団結は、すべての国民が尊重され、保護され、国の未来づくりに貢献できる空間が与えられたときにこそ実現する」と述べている。
また首相は、クリスマスを祝うキリスト教徒に向けて心からの祝福を送り、「この祝祭が平和と調和、繁栄をもたらすことを願う」と述べた。