ホームマレーシアニュースジョホール州で「カブトガニ料理」ブーム到来 — 新グルメスポットに
ジョホール州で「カブトガニ料理」ブーム到来 — 新グルメスポットに

ジョホール州で「カブトガニ料理」ブーム到来 — 新グルメスポットに

2025.11.06 マレーシアニュース

マレーシア・ジョホール州のコタティンギにあるレストラン「Warung Belangkas Mahkota」が、かつて敬遠されていたカブトガニ(マレー語:belangkas)を珍味食材として提供し、国内だけでなくシンガポール、インドネシア・バタム、さらには日本からの観光客をも引き寄せている。
店主のモハド氏によると、当初は「毒があるのでは」と客から不安が寄せられたが、食べてみた客の多くは「今までにない甘さと卵のクリーミーさ」を評価。特に脚の肉は「カニのようで歯ごたえと甘みがある」と好評だという。
仕入れはジョホール州セディリとメルシン沖を中心とする地元漁師から直接行われており、通常1日平均40匹、繁忙期には70~80匹を調理。大人数グループの来店も相次いでおり、観光需要の高まりを反映している。
調理には専門的な下処理が不可欠で、胆嚢の除去が不十分だとめまいや重篤な中毒を招く可能性があるため、独自の方法が確立されている。モハド氏は「カブトガニ料理は観光資源になり得る」と語る。
ジョホール州政府による本格的な観光商品化はまだ始まっていないものの、地元勢はこの珍味を「食文化遺産」として域外にも発信する動きを見せており、州の観光立国戦略における新たな“食の魅力化”として注目されている。

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