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中東情勢の緊張などを背景に世界のエネルギー市場が不安定な状況にある中、マレーシアでも電力や燃料価格の上昇への懸念が高まっている。一方、専門家は家庭でのエネルギー使用を工夫することで、電気料金の負担を抑えることは可能だと指摘している。
マレーシアの電力会社テナガ・ナショナル(TNB)によると、家庭の電力消費の中で最も大きな割合を占めるのはエアコンだ。エアコンの設定温度を24~26度に保ち、定期的にフィルターを清掃することで電力消費を抑えられるという。特にインバーター型エアコンは、従来型に比べ30~50%程度の電力削減が期待できるとされる。
また、窓からの熱の侵入を抑えることも効果的だ。遮光カーテンや窓用フィルムを利用することで室内温度の上昇を抑え、エアコンの使用量を減らすことができる。こうした対策により、家庭によっては月20~80リンギ程度の電気代削減につながる可能性がある。
家庭では、使っていない電化製品の待機電力にも注意が必要だ。テレビやゲーム機、充電器などは使用していなくても電力を消費する場合があり、コンセントから抜くことで無駄な電力消費を防ぐことができる。家庭によっては年間50~100リンギ程度の節約になる可能性があるという。
さらに、LED照明への切り替えや省エネ性能の高い家電の導入も有効とされる。LED電球は従来の白熱電球に比べ最大80%少ない電力で使用でき、電球を数個交換するだけでも月10~20リンギ程度の節約につながる場合がある。
日常生活の習慣も電力消費に大きく影響する。洗濯機をまとめて使用したり、乾燥機ではなく自然乾燥を利用することで、家庭によっては月50リンギ程度の節約が可能とされる。こうした小さな工夫を積み重ねることで、家庭の電気代を月50~150リンギ程度削減できる可能性がある。
また、スマートプラグや電力管理アプリなどを利用することで、家庭の電力使用状況を把握し、無駄な消費を減らす取り組みも広がりつつある。専門家は、世界的なエネルギー価格の変動は個人ではコントロールできないものの、「家庭での効率的なエネルギー利用が、家計負担の軽減と電力需要の安定につながる」としている。