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新型加熱式たばこ(IQOS)の健康影響、政府が調査を要請

新型加熱式たばこ(IQOS)の健康影響、政府が調査を要請

2025.11.24 政治・社会

マレーシア政府は、主要たばこメーカーが製造する加熱式たばこ IQOS(アイコス) の健康影響について、国家中毒センター(National Poison Centre)による詳細な調査を進めるよう求めている。内務省を率いるサイフディン・ナスティオン内務相が、未発火型たばこ製品の将来的な規制強化を見据え、その必要性を訴えた。

加熱式たばこは、たばこを燃やすのではなく「加熱」する仕組みであるが、長期的な健康リスクはまだ十分に解明されていないとされている。サイフディン内務相は、「喫煙やベイプ(電子たばこ)に関する議論が収まらぬ中、たばこ産業は次世代デバイスを既に投入している」と指摘。国家中毒センターによる初期調査は、法制度を整備するうえで重要な基盤となるとの見方を示した。

さらに、サイフディン内務相はたばこおよび薬物関連規制は固定化すべきではなく、新しい物質やデバイスに対応できる柔軟性が制度には不可欠だと主張。法改正や規制強化に備えた準備が求められているとしている。

このような提言は、加熱式たばこに対する公衆衛生上の懸念を反映したもので、今後、関連法の改正や新規規制の導入に向けた議論が加速する可能性がある。

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