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不法滞在管理を簡素化―雇用パス・扶養パス保有者に最大90日まで罰金対応

不法滞在管理を簡素化―雇用パス・扶養パス保有者に最大90日まで罰金対応

2025.11.14 政治・社会

マレーシア政府は、雇用パス(Employment Pass)および扶養家族パス(Dependent Pass)を保有する外国人向けに、新たな不法滞在管理制度「Overstay Management Programme」を導入した。 
この制度では、滞在期限を超えて最大90日まで滞在した場合、罰金支払いで解決でき、従来のように直ちに移民局取締部(Enforcement Division)へ送致されるケースが減る。滞在超過1~30日で1日あたりRM 30、31~60日はRM 1,000、61~90日はRM 2,000の罰金が定められている。 
ただし、90日超の滞在、再犯、特別パス所持者、犯罪歴・移民違反歴のある者、疑わしいリストに登録されている者は従来通り取締対象となる。 
この制度変更について、雇用主側や外国人労働者の間では「短期滞在の罰則が明確になり安心だが、90日を超える滞在には依然として手続きが複雑だ」との声も上がっており、滞在管理の運用が今後の焦点となる。

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