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日本の高市早苗首相が10月26日、クアラルンプールにある日本人墓地とマレーシア国立記念碑(Tugu Negara)を訪問し、献花したことが波紋を呼んでいる。
日本外務省によると、高市首相は午後1時42分から約5分間日本人墓地を訪れ、マレーシアで亡くなった日本人に哀悼の意を表した。その後、午後1時57分から約10分間、国立記念碑でも献花を行った。
しかしSNS上では、「日本の侵略と占領の歴史を無視している」「マラヤ侵攻の犠牲者に対する配慮が欠けている」との批判が相次いだ。
あるユーザーは「侵略と残虐行為を認めないまま兵士を称えるのは侮辱だ」と投稿し、別のユーザーは「日本はマラヤ侵攻と占領について正式に謝罪したことがあるのか」と疑問を呈した。
マレーシアでは、1941年から1945年までの日本占領期に民間人への処刑、強制労働、性的暴行などの残虐行為が多数発生しており、いまなお記憶が生々しく残っている。
SNS上では「新首相としての最初の海外訪問での行動としては不適切」との意見も多く、外交的配慮を欠いた判断だったとの見方が広がっている。