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マレーシア空港公社(Malaysia Airports Holdings Berhad=MAHB)は、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport=KLIA)第2ターミナル(T2)で、計16カ所の主要施設を改修したと発表した。2026年の「ビジット・マレーシア2026」に向け、旅客動線や快適性を高めることが目的だ。
KLIA2の運営責任者であるシャルンニザム・アブド氏によれば、改修は「チェックイン、搭乗、荷物受け取り」といった主要手続きの円滑化に重点を置いた。チェックインカウンターの改善やセルフ荷物預け機の導入により、行列緩和とスムーズな動線が実現したという。
出発・到着エリアのレイアウトも見直され、混雑時でも安全かつ効率的に処理できるようになった。トイレは五つ星水準へ刷新され、礼拝室も環境が改善された。
さらに、新型手荷物カートの導入や、車椅子・ベビーカーの増設など、家族連れや高齢者に配慮した設備も拡充。長時間の乗り継ぎ客向けには新たに「映画ラウンジ」も設けられた。
ターミナル内には観光促進のための文化紹介スペースを設置し、到着客にマレーシア文化を紹介する取り組みも進んでいる。
MAHBは今回の大規模改修について、「KLIA2を格安航空向けターミナルから、国際基準の快適な玄関口へと再定義するもの」と説明。民営化により、迅速な改善が可能になったと強調した。
利用者からは、チェックインのしやすさや案内の分かりやすさなどが高く評価されているという。工事は約1年をかけて行われ、総費用の詳細は後日発表される予定だ。