関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
マレーシア国鉄(Kereta Tanah Melayu、KTMB)は、10月10日より、クルアン(Kluang)–KLセントラル間で 週末限定の2本のETS(高速鉄道サービス) を新たに運行開始すると発表した。これにより、金曜・土曜・日曜の3日間、週末の移動需要に対応する。KTMBは「新サービスにより都市間の移動をより快適で便利にしたい」と述べている。
新サービスは、各列車に 315席(ビジネスクラス車両を含む) を備え、日中・夕方発着のスケジュールが組まれている。クルアン発は午前9時33分発で、KLセントラル到着は午後1時。逆便はKLセントラルを午後5時35分発、クルアン到着は夜9時08分を予定している。
乗車券は10月1日午前10時より、KTMB のモバイルアプリ KITS、駅のキオスク、公式ウェブサイトで販売開始となる。KTMB はこの新便導入により、既存の平日運行との補完性を図るとともに、クルアン住民に対してKLへのアクセス利便性を高めたい意向を示している。週末の交通渋滞を避けつつ、仕事・会議・観光といった目的での都市往来を促進する狙いだ。
実際、8月30日にはクルアン線で ETS3 サービスが開通しており、南部ルートの鉄道網強化施策の一環として注目を集めている。ETS3 はクルアン~KL区間を含む南部路線で運行されている。
KTMB によれば、これまでに広げられた ETS 日中便の運行には平日・週末を問わず好評を博しており、週末の旅行者需要に応える今回の拡充は多くの利用者に歓迎されそうだ。将来的にはさらなる便数拡大や路線拡張も検討されており、南部マレーシアの鉄道ネットワーク強化が一層加速しそうだ。