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マレーシア国鉄 Keretapi Tanah Melayu Berhad(KTMB)は、12月12日に開通するクアラルンプール(KL Sentral)~ジョホールバル(JB Sentral)間の新電車サービス Electric Train Service (ETS) を記念し、 同区間のチケットを期間限定で30%割引 すると発表した。割引適用期間は 12月12日から2026年1月11日まで。
この新ETSサービスは、南部ジョホール州と首都圏を直結する鉄道網整備の総仕上げとなる大規模プロジェクト Gemas–Johor Bahru Electrified Double-Tracking Project(PLBEGJB)の完成に伴うもので、192 kmにおよぶ電化二重軌道と11駅の整備が完了。長年にわたる工事を経て、ようやく南北を結ぶ西海岸鉄道網の“溝”が埋められることになる。
KTMBの技術責任者 アフマド・ニザム氏は、期間限定割引のためのプロモーションコード「JBBEST」が用意され、先着5,000件に適用されると説明。同氏は「学校休暇と年末年始の帰省・旅行シーズンにあわせた施策」であり、ジョホールおよび首都圏の行き来が格段に便利になると強調した。
また、新路線の開通により、ジョホール州は観光やビジネスの拡大が見込まれており、特に週末・祝日には多くの利用者が見込まれている。電車による移動は従来の長距離バスや自家用車に比べて時間と快適性を大幅に改善するため、観光業や物流にも追い風となる見通しだ。
チケットはKTMB公式ウェブサイト、KITS Styleアプリ、駅構内のキオスクで購入可能。割引を狙うなら販売開始直後の購入が有利とされており、KTMBは早めの購入を呼びかけている。
この新ETS路線と割引キャンペーンは、マレーシア国内の交通網近代化と、南北間の移動をよりスムーズにする試みとして注目されている。