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マレーシア運輸省の アンソニー・ローク運輸相 は、LRT3(シャーアラム線)が 12月31日に運行を開始する見込みであると発表した。現在は運行開始に向けた最終段階に入り、システムの安全性と信頼性を確認するための試運転が続いているという。ローク氏は、開業日を確定させるには、技術的な不具合がないことを証明する「フォールトフリー・ラン(故障ゼロ走行)」が重要であり、この工程が順調に進むことが不可欠だと説明した。
また、LRT3の開業準備にあわせて、運営会社である Rapid Rail Sdn Bhd は 956名のスタッフを新規採用しており、運行・技術・サポート部門など各分野の体制が整えられていることも明らかにされた。ローク氏は、同プロジェクトについて、運輸省の2026年予算審議の場でも言及し、予算措置とともに政府が強いコミットメントを持って推進していると述べた。
LRT3(シャーアラム線)は、クラン・バレー地域の公共交通網を強化する重要プロジェクトとして位置づけられている。計画当初と比べて事業費が 97億2,000万リンギット削減されたことも以前に発表されており、コスト管理の面でも注目されている。
ローク運輸相は、すべてのテストが順調に完了すれば、予定どおり12月31日に運行が始まるとの見通しを示している。ただし、安全性が最優先であり、最終判断は試運転結果に基づいて行われるとして、慎重な姿勢を強調した。