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8月13日、マレーシア腐敗防止委員会(MACC)は、長年にわたり密輸組織を主導していた疑いで、陸軍上級将校5人と民間人5人の計10人を逮捕した。
捜査によると、容疑者らは軍の権限や内部情報を利用し、過去5年間に渡って違法物品の密輸を行っていたとされる。
月あたりの密輸額はおよそ500万リンギット(約71万米ドル)に達し、その利益は複数の仲介者を経由して関係者に分配されていた。
押収された証拠品には現金、高級車、金製品などが含まれ、組織の経済規模と計画性の高さが浮き彫りになった。
MACCは今回の事件を「国家安全保障と法の支配への重大な脅威」と位置づけ、軍内部の腐敗防止対策を強化すると表明。
国防省は捜査への全面協力を約束し、軍の信用回復に向けて内部調査を進める方針を示した。
本件は軍と民間組織が結託した密輸事件として国内外の注目を集めており、今後の司法手続きが注視されている。