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ベトナム北西部のライチャウ省の代表団が12月29日、クアラルンプールで マレーシア観光振興局(Tourism Malaysia Promotion Agency) と会談を行い、観光分野での協力強化と相互発展に向けた意見交換を行った。
会議には、ライチャウ省人民委員会常務副委員長の トン・タン氏 が率いる代表団と、 マレーシア観光振興局のモハメド・アミルル局長 ら同局の幹部が出席。双方は、観光プロモーションや誘客戦略、観光管理に関する政策・経験を活発に共有した。
トン氏はライチャウ省の豊かな自然環境や観光資源について紹介。北西部の山岳地帯に位置する同省は、清らかな気候、歴史的なオ・クイ・ホー峠、ベトナム国内の高峰の多くを擁し、原始林や希少な植物群などを有していると強調した。また、近年は 龍雲ガラス橋(Rong May Glass Bridge) や オークイホー天門(Heaven’s Gate)、洞窟観光、地域密着型ツアーなど多彩な観光商品を開発し、2025年に140万人超の観光客を迎えたこと、2026年にはさらなる増加が見込まれていることを報告した。
会談では、マレーシア側がライチャウ省の観光情報を自国および国際市場へ広く発信することに理解を示したほか、両国の旅行会社間の連携やツアー造成、観光市場開拓にも協力することで一致した。特に、マレーシアの企業や投資家のライチャウへの視察・投資誘致、旅行商品の相互プロモーションなど、実務面での協力拡大に期待が寄せられた。
ラヒム局長は、ライチャウ省からの代表団を温かく迎えるとともに、今後は 両国の旅行会社が連携し、新たな観光ツアーを企画・実施すること を望むと述べた。また、会談の締めくくりとして、トン氏は記念品とライチャウ省観光ガイドブックをラヒム局長に贈呈し、マレーシア側からも代表団へ記念品が贈られた。両者は互いの訪問を歓迎し、今後の交流継続を確認した。
この動きは、2024年11月に ベトナムとマレーシアが包括的戦略パートナーシップを強化したこと を背景に、観光分野における協力関係の深化を示すものとして注目されている。