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マレーシア航空が運航の国内便、便名 MH2742(クアラルンプール発ビントゥル行き)が10月21日、飛行中に機内の気圧が急激に低下するトラブルに見舞われた。航空会社は同日、安全を確保したうえでビントゥル空港に午前10時31分に着陸したと発表している。
当該機内では、巡航高度で「異音」が聞こえた直後、乗務員が制御降下を行い、酸素マスクの展開という標準的な安全措置が講じられた。乗客の一人は「マスクが絡まり、三人で一つを共有した」と恐怖を語っており、状況が深刻だったことがうかがえる。
同社は「乗客および乗員に安全上の懸念は生じなかった」としているが、「旅客の皆様の旅程にご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げる。原因究明と再発防止に全力を挙げる」と声明を出した。
現在、同社および関連技術部門が機体の気密性・気圧制御システム、整備記録、運航ログなどを精査中で、最終的な調査報告は追って公表される見通しだ。緊急事態に即応した乗務員・整備体制の迅速さが評価される一方で、航空機の機内環境の安全管理という観点からは警鐘が鳴らされている。