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マレーシア、新病院建設より医療人材確保が課題 

マレーシア、新病院建設より医療人材確保が課題 

2026.02.16 政治・社会

マレーシアの保健省は、新たな病院や医療施設の建設自体は問題ではなく、十分な医療人材の確保こそが最大の課題だとの認識を示した。

保健相は2月15日、ジョホール州ポンティアン病院の増築工事の起工式で演説し、国内の医療体制について「新設された施設を効果的に運営するための医師、看護師、専門医、支援スタッフなどの確保がより深刻な課題だ」と指摘した。今年最初の研修医の採用では、全国の空席の約10%しか充足できなかったと明らかにし、その背景には保健省の選考基準の問題ではなく、医療系卒業生の供給不足があると説明した。

政府は今後、医学生の育成拡大や医療職の魅力向上、医療従事者の待遇改善などを進める必要があるとし、民間医療機関や海外への医師流出を抑制する対策も求められると強調した。また、人材不足の問題は保健省単独では解決できず、政府全体で取り組む必要があるとしている。

一方で、医療インフラの整備も進められている。1913年に開設され約17万8,000人の地域住民に医療サービスを提供してきたポンティアン病院は、10階建ての新棟増設により110床を追加し、病床数を計230床に拡大する計画だ。集中治療室(ICU)や手術室、CT・MRIなどの設備を導入し、小規模専門病院へ格上げされる見込みで、専門治療の充実やジョホールバルの主要病院の混雑緩和が期待されている。ただし、こうした施設拡充の効果は十分な医療人材の確保に左右されるとしている。

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