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マレーシア、巡視艇に対艦ミサイル搭載 海軍力強化へ

マレーシア、巡視艇に対艦ミサイル搭載 海軍力強化へ

2026.01.30 政治・社会

 マレーシア政府は29日、マレーシア海軍(Royal Malaysian Navy, RMN)所属の「ケダ級」巡視艇6隻すべてに対艦ミサイルを搭載する計画を承認したと発表した。これは海軍の海上戦闘能力を強化する取り組みの一環で、段階的な導入が進められる見込みだ。

国防省は議会向けの書面回答で、実際の事業費を見極めるために価格調査を進めている段階であると説明。導入は、各船の技術的準備状況や作戦需要、費用への影響を勘案しつつ、段階的に行われる予定としている。まずは主力となる1隻を試行プラットフォームとして評価・統合し、その有効性や海軍の運用需要、政府予算の承認を踏まえて、他の船へと展開する計画だという。

「ケダ級」と呼ばれるこの6隻は、いずれも比較的新しい「新世代巡視艇」として海軍の表層部戦力を担っている。これまでは76ミリ砲や30ミリ機関砲など軽武装が中心だったが、今回のミサイル搭載により対艦攻撃能力が大きく強化される可能性がある。

国防省は、段階的な導入について「慎重かつ効果的に実施し、海上安全保障上の要件と政府の財政能力に見合ったものとする」と説明しており、海上の戦闘能力を高めつつ、予算の効率的な使用を図る方針を示した。

この動きは、近年、東南アジアにおける海洋安全保障環境が複雑化する中で、マレーシアが自国の海域防衛力を強化する戦略の一環とみられている。また、同国が進める海軍の近代化計画の一部として、既存艦艇への武装強化が進められていることも背景にある。

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