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セランゴール州で避難者増加、他州は減少傾向

セランゴール州で避難者増加、他州は減少傾向

2025.11.26 マレーシアニュース

マレーシア各地で続く洪水により、25日夜時点でセランゴール州の避難者数が再び増加した。州内ではデンキル地区の「デワン・オラン・ラマイ・タマン・ゲミラン(Dewan Orang Ramai Taman Gemilang)」とクアラ・セランゴール地区の「スコーラ・ケバンサアン・パリット・マハン(Sekolah Kebangsaan Parit Mahang)」に新たに一時避難所(PPS)が開設され、避難者数は2,773人から2,910人に増加。州内の避難所は23か所に達した。

一方、ケダ州では避難者数が1,640人から1,629人にわずかに減少したものの、コタ・セタル地区で新たな被災が報告され、引き続き警戒が必要とされる。クランタン州も避難者が9,959人から9,337人に減少し、コタバルやトゥンパット、バチョク、パシルプテなど複数の地区で41か所の避難所に収容されている。ペナン州は30世帯121人から11世帯50人へと大幅に減少し、ペルリス州も5,591人から5,244人に減少、パダン・ベサール、アラウ、カンガーの3地区で計17か所の避難所が運営されている。パハン州は避難者数が横ばいで、42人がラウブとリピスの2か所の避難所に収容されている。

今回の状況から、セランゴール州では避難所の増設により被災者の受け入れ体制が拡充されたことがわかる。一方、他州では水位の低下や天候の回復により帰宅する避難者も増えているとみられる。しかし、特にケダ州のように新たな被害が懸念される地域では、引き続き警戒が必要で、住民は州当局の指示に従うことが求められる。

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