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マレーシア政府は、クランバレー地域の交通渋滞緩和を目的として計画している「NPE2(New Pantai Expressway 2)」で、料金所のバーを設置しない「マルチレーン・フリーフロー(MLFF)」方式を採用する方針を明らかにした。
アレクサンダー・リンギ公共事業相 によると、NPE2は総事業費約17億リンギット規模のプロジェクトで、従来の料金所で発生する渋滞を解消し、交通の流れを円滑化することを目指している。
MLFF方式は、車両が減速や停止をすることなく料金所を通過できるシステムで、車載機器やナンバープレート認識技術を活用して通行料金を徴収する。マレーシア政府は近年、高速道路料金徴収のデジタル化を進めており、今回のNPE2はその象徴的なプロジェクトの一つとなる見込みだ。
NPE2は、現在のニュー・パンタイ高速道路(NPE)と周辺道路網を補完する新たなルートとして計画されており、特に朝夕の通勤時間帯に慢性的な渋滞が発生しているクランバレー南西部の交通負荷軽減が期待されている。
政府によると、同プロジェクトは環境影響や交通需要などの調査を経て具体化が進められており、完成すれば移動時間の短縮や物流効率の向上にもつながるとみられる。
マレーシアでは首都圏の人口増加や自動車保有台数の増加に伴い交通渋滞が深刻化しており、政府は公共交通機関の整備に加え、高速道路の効率化やデジタル料金徴収システムの導入を進めている。