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国内鉄道事業者 Keretapi Tanah Melayu Berhad(KTMB)が運行する電車サービス Electric Train Service(ETS)の新路線、クアラルンプール(KL)~ジョホールバル(JB)間の開通を翌日に控え、乗客や旅行者の関心が高まっている。
この新路線は、KLからJBまで鉄道で直接結ぶもので、12月12日から正式運行を開始する予定。鉄道会社側は、南北を結ぶ既存の路線網の最後の “つなぎ” として、ETSの全国ネットワーク拡大を完遂させる狙いだ。
利用者のあいだには期待とともに課題感もある。ある乗客は、現在の駅数(KL-JB間で16駅)と所要時間(約4時間20分)が「少し長く感じる」と話しており、もう少し停車駅を減らした“直行便”のニーズもあるようだ。
一方で、KTMBは記念として開通から一定期間、割引チケットを提供する。片道運賃は通常運賃の30%オフとなり、プロモーションコード「JBBEST」を使って 5,000枚限定で割引が適用される。割引期間は開通日の12月12日から2026年1月11日まで。
鉄道関係者は、新ETSの開通が首都圏と南部ジョホール地域のアクセス向上だけでなく、観光やビジネスの活性化に寄与すると期待を示す。特に繁忙期や休日の移動渋滞で列車が選ばれやすくなるとして、通勤・観光双方で利便性が高まるとの見方だ。
今週末から始まるKL-JB間ETSの運行。予約はすでに始まっており、年末年始の移動手段として注目を集めている。