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バン型オンデマンド交通サービス「Rapid On‑Demand」を運営するRapid Bus Sdn Bhdが、利用者利便性を高めるため、来月11月から既存の予約用アプリ3件を統合し、サービス提供エリアを拡大すると発表した。
同社の最高経営責任者代行 ク・ジャミル・ザカリア氏によると、統合対象となるアプリは「Mobi」「Trek Rides」「Kummute」の3件。11月1日からPhase 1としてMobi・Trek Ridesを使っていたゾーンで新アプリ移行を開始し、同月中旬にはKummuteを使用していたゾーンでも順次移行する予定だ。
また、同時にサービス提供ゾーンの拡張も実施される。約50台のバンを投入し、例えば「Metro Prima 駅~Kepong Botanic Gardens(FRIM)」「Serdang Raya Selatan 駅~Taman Bukit Serdang」「Semantan 駅~Menara DBKL~Segambut 駅」など、複数の新ルートが設定される。利用者はエリアをまたいでサービスを切り替える煩わしさがなくなり「一つのアプリでどこでも予約できる」利便性を享受できるとされている。
同社では「これまでゾーンによって別々のアプリを使う必要があり、利用者に混乱を招いていた。統合アプリにより予約プロセスが簡素化・高速化し、すべてのエリアで一貫した使い勝手が得られる」と説明している。
この取り組みは、マレーシアにおける公共交通のデジタル化と、都市部の移動手段の利便性向上を目指す流れの一環であり、今後のユーザー動向やサービス拡充が注目される。