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マレーシア料理とワインの組み合わせが注目されている。ナシレマやラクサ、ビーフ・レンダン、チャークイティオなど、香辛料やサンバル、甘味、脂、燻製香など複雑な味わいを持つ料理が多いマレーシアでは、料理ごとに最適なワインを選ぶより、幅広い料理に合わせられるワインを選ぶことが実用的だとの見方が出ている。
特に万能な組み合わせとして挙げられるのが、辛口のロゼ・シャンパンだ。高い酸味と細かな泡が揚げ物や脂の多い料理の重さを和らげる一方、赤い果実を思わせる風味が、辛味や甘味、サンバル、香ばしい風味と調和する。チャークイティオでは、酸味と泡が麺の油分をすっきりさせ、果実味が炒めた麺の甘味や香ばしさを引き立てる。
同じ考え方は、スパイスを効かせたアヤム・ゴレン、ナシレマ、サテーにも当てはまる。酸味と泡が脂っこさを抑え、ワインの果実味が料理の甘味や辛味、燻製香とのバランスを取るという。
一方、マレーシアでワインを楽しむ際には価格も課題となる。輸入税や流通コストなどの影響で、スーパーで購入できるワインでも最安値は約RM50からとなり、レストランではさらに価格が上昇する。専門家は高級銘柄にこだわらず、果実味があり、渋みが少なく、やや甘口のワインを選ぶことを勧めている。
マレーシア料理とワインの組み合わせでは、料理を「ワイン向き」に変えるのではなく、実際の食文化や味付けに合うワインを選ぶことが重要となる。西洋料理を前提とした従来のペアリングから、マレーシア料理を基準にしたワイン選びへと視点を変えることが、今後のワイン文化の広がりにつながりそうだ。