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マレーシア国立動物園ズー・ネガラ(Zoo Negara)に到着した2頭のジャイアントパンダ「チェン・シン(Chen Xing)」と「シャオ・ユエ(Xiao Yue)」は、現在、一般公開に向けた準備が進められている。両パンダは11月18日に中国から到着し、約1カ月間の隔離検疫を受けており、検疫は12月18日に終了する予定だ。正式な一般公開は、2026年1月頃になる見込みと伝えられている。
園や関係者によると、2頭は健康状態も良好で、新しい環境にも順応しつつあるという。中国大使館のSNS投稿では、栄養面でも通常通りに竹の新芽を食べ、特製のパンダ用パンやリンゴ、ニンジンなども摂取しており、地元産の竹を好む様子も見られると報告されている。飼育チームとの信頼関係も深まりつつあり、行動や個性の違いが見られる点も紹介された。
5歳のオス、チェン・シンは活発で好奇心旺盛。囲いの中を探検し、遊具への強い興味を示す一方で、活動後は高い場所で休むのが好きだという。一方、メスのシャオ・ユエは飼育スタッフとの給餌に慣れており、日中は落ち着いた様子で過ごし、早朝に活動的になる傾向があるとのことだ。
新パンダの到着は、中国とのパンダ貸与プログラムに基づくもので、両国の友好関係を象徴する動きとして位置づけられている。これは、以前ズー・ネガラで長年親しまれたパンダ「フーワ」「フェンイー」らの滞在に続くもので、今回も10年契約での滞在が予定されている。一般公開が始まれば再び多くの来場者が見込まれるが、現時点では大きな混雑や熱狂的な反応はまだ見られていない。
ズー・ネガラは、一般公開開始時期が近づくにつれて、公開イベントや関連プログラムの詳細を発表するとみられる。