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マレーシア北西部のペナン州で、医療ツーリズム が直行便の導入を受けて急速に拡大している。特にインドネシアからの渡航客が、専門的な治療を求めてペナンを訪れるケースが増えており、州当局や関係者の間で期待が高まっている。
ジャカルタからの直行便でペナン国際空港に到着した男性(52)は、「ジャカルタでは診察まで数カ月待ちになることもあるため、ペナンでの治療を選んだ」と話す。距離約1,500km、飛行機で約1時間半の道のりで、専門医による診断や治療が受けられる点を評価しているという。滞在中は、空港送迎や宿泊手配といったサービスが提供され、「お金を払う価値がある」と述べた。
利用者からは、「診察を受けた後に観光も楽しめるのが魅力」といった声のほか、「医師の技術が高く、何度も訪れるほど信頼している」「検査結果や費用、治療方針を一つひとつ丁寧に説明してくれるので安心できる」といった評価も寄せられている。
今回の渡航者らは、インドネシアとペナンを結ぶトランスヌサ (TransNusa) の新規直行便の初便で来馬したグループの一部で、到着時には州観光当局の代表やマレーシア観光局の幹部、トランスヌサの経営陣、さらにインドネシアの外交関係者らによって歓迎を受けた。
ペナンは、専門医や看護師の質が高いことや、治療と観光を組み合わせた滞在が可能な点から、今後も周辺国を中心に医療ツーリズムの拠点として成長が期待されている。