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マレーシア政府は、2019年にアフリカ豚熱(ASF)発生を受けて禁止していたタイからの豚肉輸入を解禁する方向で検討している。
目的は、国内で高騰する豚肉価格の抑制である。
農業・食料安全相モハマド・サブ氏は、獣医局(DVS)がASFに関するリスク分析を再評価し、条件付きでタイ産豚肉の再輸入を許可する可能性があると説明した。
輸入解禁はDVSによる監査・承認および需要状況に基づくという。
2019年のASF発生時、マレーシアはタイ、中国、ポーランド、ベルギー、ベトナム、カンボジアからの豚肉輸入を禁止していた。
発生後、セランゴール州やマラッカ州では数千頭の豚が殺処分され、ペナン州では養豚場数が25%減少。供給不足が価格上昇を招いた。
現在、クランバレーでの豚バラ肉1kgの価格は約40リンギ(約33%上昇)となり、地元産豚の価格も100kgあたり1,800リンギに達している。
モハマド氏は、タイからの輸入検討に加え、9カ国130施設からの豚肉輸入を既に承認していると述べた。
また、セランゴール州によるサラワク州からの生きた豚の輸入手続きを簡略化し、西マレーシアでの需要に対応しているとした。