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マレーシア国王「友情が両国関係を形作る」 初のロシア国賓訪問でプーチン大統領と会談

マレーシア国王「友情が両国関係を形作る」 初のロシア国賓訪問でプーチン大統領と会談

2025.08.07 政治・社会

  マレーシアのスルタン・イブラヒム国王は、ロシア国賓訪問に際し、両国の関係と協力を一層強化したいとの真摯な思いを示した。
国王は、マレーシアがロシアを信頼できる重要なパートナーとみなしていると述べ、「友情は金よりも価値がある」というロシアのことわざを引用し、この友情の精神こそが今後の両国関係の方向性を形作り、国民に利益をもたらすとの考えを示した。


国王は8月6日、モスクワのクレムリン宮殿で行われた歓迎式典に続き、ロシアのプーチン大統領と公式会談を実施した。
会談にはマレーシアからモハメド・ハレド国防相(随行閣僚)、アムラン・モハメド外務省事務総長、チョン・ルーン駐露大使が同行。
ロシア側はユーリー・ウシャコフ大統領補佐官、マクシム・レシェトニコフ経済発展相、ワレリー・ファルコフ科学高等教育相、アレクサンドル・パンキン外務次官、アレクサンドル・フォミン国防次官らが出席した。


今回の訪問は、マレーシア国家元首による史上初のロシア国賓訪問であり、1967年に正式樹立された外交関係50年以上の歴史における節目と位置付けられている。


会談後、国王とプーチン大統領はクレムリン宮殿内の聖アンドレイ・ホールで公式贈答を交わし、15世紀に建造されたモスクワ最古の世俗建築「グラノヴィタヤ宮殿」に移動して晩餐会に出席した。


歓迎式典前には、国王はクレムリン城壁近くのアレクサンドロフスキー庭園にある「無名戦士の墓」を訪問した。
クレムリンはユネスコ世界遺産に登録されており、大統領官邸や大聖堂、博物館、儀式用ホールなどを擁する歴史的な要塞複合施設である。


国王のロシア訪問は8月5日に始まり、10日まで続く予定であり、マレーシア王室が国際外交を推進する役割を強調するものとなっている。

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