ホームマレーシアニュース女性団体SIS、「イスラム」の名称使用を中止 スランゴール州スルタンの助言受け
女性団体SIS、「イスラム」の名称使用を中止 スランゴール州スルタンの助言受け

女性団体SIS、「イスラム」の名称使用を中止 スランゴール州スルタンの助言受け

2025.08.01 政治・社会

マレーシアの「*Sisters in Islam(SIS)」は、団体名から「イスラム」の語を削除し、今後は登録名称「SIS Forum(Malaysia)」を使用すると発表した。
決定は7月11日の臨時総会で正式に承認されたもので、スランゴール州のスルタン、シャラフディン・イドリス・シャー殿下の助言に従った形となる。


殿下は6月20日、自身の公式フェイスブック上で、団体名や出版物に「イスラム」を任意に使用することはムスリム社会に誤解を与える恐れがあると指摘していた。
これに先立ち、連邦裁判所は、SISのような法人に対しては「信仰を持つ主体」ではないとしてファトワ(宗教令)は適用できないとする判断を下していた。


SISのロザナ・イドリス事務局長は声明で、「名称から『イスラム』を外しても、私たちの使命は変わらない。イスラム家族法における男女平等と正義の実現に引き続き取り組む」と述べた。
また、団体の活動がしばしば誤解されてきたとし、「私たちはイスラムに異を唱えるのではなく、女性を守るための法律が機能することを求めている」と強調した。


 

*Sisters in Islam (SIS) :イスラムにおける女性の権利擁護団体


 

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