関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]

サバ州では、11月29日に予定されている 第17回州議会選挙 に向けて、選挙戦が本格化している。州議会の解散は10月6日に行われ、以降、州内73議席を巡る争いが繰り広げられている。
今回の選挙には、過去最多となる 596人の候補者 が立候補しており、23の政党と73人の無所属候補が競い合う構図となった。主要政党としては、現職政権の Gabungan Rakyat Sabah(GRS)、国民戦線(BN)、Parti Warisan、Perikatan Nasional(PN)、STAR、KDM などが候補者を擁立している。
BNと希望連盟(PH)は、選挙区での競合を避ける協定を結び、両者の候補者が同じ選挙区で争わないよう調整されている。一方、PHの一部政党である Parti Amanah Negara(アマナ党)は、サバ州で過去未勝利の議席の獲得を目指し、注目選挙区での戦いに臨む構えだ。
サバ州の登録有権者数は約 177万5,602人 に上る。現州政府は GRS が率いており、現職州首相の Hajiji Noor が継続的に州政運営を進める方針だ。野党側は、州の自治強化や地域課題の改善を訴え、変化を望む有権者へのアピールを強めている。
サバ州選挙は、マレーシア本土の政治とは異なる地元独自の政治ダイナミクスが反映されることで知られており、民族・地域問題や地元政党の影響力が選挙戦の重要な争点となる見込みだ。残りわずかとなった選挙日まで、各政党・候補者による激しい攻防が続くとみられている。