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マレーシア政府は、フィリピンがサバ州沖の海域を含む大陸棚の拡張を主張していることを受け、国連に正式な抗議を申し入れた。両国の間で長年続くサバ州を巡る領有権問題が、海洋権益を巡る新たな対立に発展している。
モハマド・ハサン外相によると、マレーシアは7月24日、フィリピンの主張に対する正式な抗議文を国連に提出した。これは、フィリピンが7月27日に国連の関連機関で口頭説明を行う前に提出されたものだという。マレーシア側は、フィリピンの主張がサバ州を基点としており、同国の海洋領域と重複しているとして問題視している。
マレーシア政府はこれまでも、サバ州がマレーシアの不可分の領土であるとの立場を一貫して示してきた。今回の抗議についても、サバ州の主権や海洋権益を守る姿勢を改めて明確にした形だ。
一方、フィリピン側は歴史的な経緯を背景にサバ州に対する権利を主張しており、今回の問題は単なる海洋境界線の問題にとどまらず、両国間の長年の外交問題とも関係している。
マレーシア政府は今後も外交ルートを通じて自国の立場を国際社会に示していく方針で、南シナ海周辺の海洋権益を巡る地域情勢にも影響を与える可能性がある。