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中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇を背景に、シンガポールのガソリン価格が急騰し、隣接するマレーシア・ジョホール州で給油するシンガポール人が増加している。地元では「燃料フィーバー」とも呼ばれる現象が起きている。
シンガポールではガソリン価格が大きく上昇しており、RON95の価格は1リットルあたり約3.41シンガポールドル(約420円)と、マレーシアの約3倍に達している。これに対し、マレーシアのジョホールバルではRON97が1リットル5.15(約200円)リンギット程度で販売されており、シンガポールより大幅に安い。
そのため、多くのシンガポール人が国境の連絡橋を越えてジョホール州に入り、買い物とともに給油を行う動きが広がっている。あるシンガポール人は「2月以降、食料品の買い出しだけでなくガソリンを入れるために毎週ジョホールに来ている」と話す。
ただし、シンガポールの車両はマレーシアで補助金付きのRON95を購入することは認められておらず、非補助のRON97のみ給油可能とされている。さらに、シンガポールの法律では国外へ出る車両は燃料タンクを少なくとも4分の3以上満たしていなければならず、違反すると罰金が科される可能性がある。
地元の中小企業団体は、こうした価格差から今後さらに多くのシンガポール人がジョホールを訪れ、給油や買い物を行う可能性が高いとみている。また、新型コロナ禍の時期のように生活必需品の買いだめが起きる可能性もあるとの見方も出ている。