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マレーシア政府は19日、クリスマス休暇に合わせ、全国の主要高速道路で通行料金を50%割引する特別措置を実施すると発表した。年末の移動需要が高まる中、国民の交通費負担を軽減する狙いがある。
割引は12月23日(火)~24日(水)の2日間限定で、対象期間中は個人乗用車を中心に通常料金の半額で高速道路を利用できる。割引対象の高速道路は、マレーシア国内の主要トールハイウェイが含まれ、PLUS、LPT2、DUKE などの主要路線も適用される見通しだ。
政府によると、割引分の通行料は政府が高速道路運営会社に補填する形で負担され、国庫から約2,065万リンギ(約7,850万円)が充てられる計画となっている。
今回の措置は、旧正月やハリラヤなど過去の祝祭期にも実施されてきた通行料割引の一環で、家族や親族との再会や国内旅行の増加に合わせ、移動コストを抑える狙いがある。
一方で、割引は全額免除ではなく半額にとどまるため、長期的な通行料政策のあり方については今後も議論が続くとみられる。政府は、祝祭期間の交通負担軽減策として、今後も類似の措置を検討していく方針だ。