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マレーシアの都市鉄道網で信号や電源ケーブルの盗難が相次ぎ、MRTやLRTの運行に深刻な影響が出ている。先週はプトラジャヤ線ダマンサラ・ダマイ駅付近でケーブルが切断された疑いがあり、安全装置が作動して列車が自動停止。運休や遅延が発生し、多くの通勤客に影響が広がった。信号ケーブルの断線を検知すると列車が完全停止する仕組みのため、復旧には時間を要している。
ケーブル盗難は英国や豪州などでも起きているが、主要路線で被害が出ている点で地域社会への負担は大きい。代替バスの手配などにより通勤・通学時間帯の混乱も生じている。
鉄道運営会社プラサラナ・マレーシアは、2023年以降の被害額が約2060万リンギット(約8.2億円)に上ると報告。KTMBでも累計1300時間超の遅延が発生している。政府は罰則強化やスクラップ業界との連携強化を検討し、警察も中古金属市場への流通阻止に取り組む。
専門家は、データセンターやEV、再生可能エネルギー分野で需要が拡大し銅価格が上昇していることが盗難多発の背景にあると指摘。当局は警戒強化を呼びかけている。