年末の雨季と帰省ラッシュで道路利用者に注意喚起

マレーシア警察・交通当局は、年末の帰省やクリスマス休暇に伴う交通量増加と雨季の悪天候を踏まえ、道路利用者に対して安全運転と注意深い行動を強く呼びかけている。特に雨で路面が滑りやすくなる条件下でのスピード違反や無理な追い越しは重大事故につながる危険があるとして、取り締まり強化とマナー遵守を促している。

ブキットアマン交通調査・取り締まり部のモハド・ユスリ局長は、「交通規則を守り、急ぎすぎないように」と述べ、出発前の車両点検や十分な休憩を取ることの重要性を強調した。また、自宅や目的地を離れる際には、車や家屋の施錠を確実に行い、警察の「ボランティア・スマホ・パトロール（VSP）」アプリを通じて不在通知を出すことも推奨された。

さらに、犯罪アナリストはドライブレコーダーや防犯カメラ、VSPアプリなどの技術を活用し、道路や自宅周辺の安全確保に努めるよう助言している。道路交通当局は、年末年始の交通量が高速道路で1日あたり最大 220万台 に達すると予想しており、引き続き交通安全意識の徹底を求めている。

この年末年始シーズン、マレーシア当局は雨季の悪天候・混雑・犯罪リスクを見据えた総合的な安全対策を進める姿勢を示している。住民には最新の交通情報と天候予報の確認、安全運転・周囲への注意を怠らないよう改めて強く呼びかけている。