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首都クアラルンプールのごみ集積・中継施設である タマン・ベリンギン廃棄物中継ステーション周辺で、ごみ収集の遅延や滞留が再び深刻化しているとして市民や関係者の懸念が高まっている。これは、同ステーションの稼働に支障が出ているためで、道路沿いに家庭ごみや粗大ごみが積み上がるなどの影響が出ている。
関係者によると、廃棄物処理業者 アラム・フローラとその下請け業者は、ここ数週間にわたり中継ステーションの能力や保守管理などの問題から、集めたごみを約60キロ離れたブキット・タガー埋立地へ直接搬送する対応を余儀なくされたという。結果として、ごみ収集が通常の約半分にまで低下している。
現場を視察した関係者は、積み上がったトラックが長時間引き取りを待つ様子や、道端や歩道に放置されたごみ袋が増え、地域住民からの苦情が急増していると伝えている。特にケポンやジンジャング地区では悪臭やごみの山が目立ち、住民の不満が高まっている。
環境活動家は、同ステーションが通常1日最大2,700トンの廃棄物を処理していると指摘し、車両が中継施設での荷降ろしに長時間を要している現状は、適切な汚水管理にも影響を及ぼす恐れがあると警鐘を鳴らしている。この管理が不十分だと、未処理の汚水が道路などに漏れ出し、環境や公衆衛生のリスクを高める可能性があるという。
クアラルンプール市庁(DBKL)も住民から多数の苦情を受けていると述べ、狭い市内道路や交通渋滞により夜間のごみ収集がさらに困難になっていると説明。一部自治体関係者は、中継ステーションの機能不全が続けば状況がさらに悪化する可能性を指摘している。
この問題は、かつて 2013年にも中継ステーションの保守不備で大量のごみが放置された「ごみ危機」 が発生した過去を思い起こさせるものだ。関係当局は今後、状況を注視し、対応策の検討を進める意向を示している。