ホームマレーシアニュース日本でマレーシア人教員に「出て行け」と差別メモ―侮蔑文書に怒りと支援の声
日本でマレーシア人教員に「出て行け」と差別メモ―侮蔑文書に怒りと支援の声

日本でマレーシア人教員に「出て行け」と差別メモ―侮蔑文書に怒りと支援の声

2025.11.13 マレーシアニュース

日本・横浜市に在住する日系マレーシア人英語教員のバンデン・トン氏が、自宅の玄関ドアと自身の車に貼られた「外国人は日本から出て行け。お前たちは歓迎されていない」という人種差別的なメモの写真をSNSに投稿し、波紋を呼んでいる。
この文書は日本語で書かれ、「Yokohama City Conservative Faction(横浜市保守派)」と署名があり、「日本は移民を必要としていない」「日本人の税金はお前たちのために使われていない」といった内容が記されていた。
トン氏は投稿において「私を深く傷つけた」と述べ、「マレーシア人として、幼い頃から日本を憧れの国として育ち、両親も日本文化を愛していた」と明かし、「ただ普通に日本で暮らし、日本人を愛する一人の人間として貢献したいだけだ」と語った。
投稿には数千件の反応と800件超のコメントが寄せられ、日本人からも「すべての外国人が悪いわけではない」「この国を去らないでほしい」という支援メッセージが多く寄せられた。
同件について、日本の警察は被害届を受理し、地域の巡回・パトロール強化を実施していると伝えられる。
この出来事は、日本国内で外国人労働者・移住者を巡る排外的言動やヘイトスピーチが再び注目されている現状を浮き彫りにしており、人口減少・高齢化社会を背景とした「外国人受け入れ拡大」と「国民意識」の狭間での摩擦が顕在化している。

Tweet Share
テイラーズ大学、QSアジア大学ランキング2026で27位に躍進
テイラーズ大学、QSアジア大学ランキング2026で27位に躍進

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア