関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
【2025年9月8日】中国は、先週天津で開催された上海協力機構(SCO)サミットにおいて、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相がASEAN議長として出席し、建設的な役割を果たしたことを高く評価した。SCOの国際調整を担当する権限を持つ中国の范先栄(ファン・シェンロン)大使が明らかにした。
范大使は、アンワル首相がSCOに対し前向きな注目を寄せる建設的な演説を行ったとし、「中国はマレーシアの参加を歓迎する」と述べた。SCOとASEANの協力可能性について問われると、SCOは「上海精神」を認める友好組織との協力に前向きであると説明した。
また、ASEAN加盟国の対話パートナーとしての参加拡大については、一定の手続きが必要であると指摘した。今回のサミットではラオスが新たに承認され、カンボジアとミャンマーに続きASEANから3カ国目の対話パートナーとなった。
上海協力機構は2001年に中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンによって設立され、その後インド、パキスタン、イラン、ベラルーシも加盟した。現在は2つのオブザーバー国と15の対話パートナーを有し、相互信頼・互恵・平等・協議・文明の多様性尊重・共同発展を重視する「上海精神」を理念としている。
SCOはユーラシア大陸の6割をカバーし、世界人口の約半数を占める加盟国を擁する国際組織であり、中国とロシアといった大国間の対話と協力の重要な舞台となっている。