関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
マレーシア通信省の Puspal 委員会は、2025年5月1日に発効されたコンサートの服装・行動指針(GPP 6.0)があくまでステージ上の出演者および主催者を対象としており、観客に対する義務的な服装規定や行動規範は含まれていないと明言した。観客向けのものはあくまで「推奨・助言」の範囲であり、強制力は持たない。
この指針は、多民族国家であるマレーシアの文化的・宗教的感受性を尊重し、国内の調和を保つことを目的としている。出演者の服装やステージ上のパフォーマンス内容は、露出の多い衣装や衣装での性別を跨ぐ表現など、特定の制限が設けられており、主催者にも出演者に対して事前にこれらの規範を周知する義務が課されている。
また、主催者はアルコールや薬物の使用について、公演前・公演中・公演後を通じて安全管理を徹底するよう求められており、来場者の安全確保が重視されている。
観客として期待されるのは、敬意ある服装と節度ある行動であり、過度の露出や挑発的なスローガン、物を投げるなどの行為は会場退場の対象となる可能性がある。とはいえこれらは「規定」ではなく「主催者を通じた助言・指導」の範囲であり、観客に対して法律的な罰則や制裁が直接科されるものではないことが明らかにされている。